Tsurukai studio +
YouTube (making movie)
専門学校のレクチャー授業用に、アナログ画材を紹介をするメイキングムービーを作っています。
いくつか撮っていますが、授業以外で見せることがないので、短く再編集してUPしてみました。
映像や音の編集はまだまだ未熟でお見苦しいところもありますが、絵のできる過程を楽しんでもらえれば嬉しいです。
アクリル絵具メイキング(ドライブラシ技法)
水性のアクリル絵具は乾燥が早いので、グラデーションをつける方法の一つとして[ドライブラシ](カスレ描き)を多用して制作しています。
ドライブラシ技法は、チューブから出しほぼ水を加えない固めの絵具を筆で、画表面を撫でるようにカスレるように描きます、表面の凹凸の凸部分に絵具が乗って凹部分の下色がカスレ残るようなイメージで重ねます。
白無地キャンバスから描くのではなく、最初に下地色をカラフルに作ってからその上に、ドライブラシ技法やグレーズ(透明色を重ねる技法)で少しづつ形を出していく描き方です。
パステル画材メイキング
「パステル画材」の作画メイキング。
ソフトパステルを削って粉にして、指や擦筆(さっぴつ)で擦り込んで描きます。
安いパステルでも粉にすると、混色で色も作れるし、ハードパステルの直接描きより広範囲に均一にグラデーションがムラなく作りやすい。
細部は、芯がパステルで馴染みやすい ”パステル色鉛筆”で描き、擦筆や綿棒でぼかします。
ハイライトは消しゴムで簡単に出せます。
粉で擦り込むと、描き始めはボヤッとしてきますが、メリハリのある部分はパステル色鉛筆でしっかりコントラストとシャープさを出せば柔らかさが引き立ちます。
パステルは定着力が弱く、描きながらの修正がしやすのでアナログ画材の入門用には適した画材です。
画面定着が弱いので、完成後はフィキサチーフ(定着剤)をかけをましょう。
アクリル絵具メイキング(ブレンド技法)
油絵などではベーシックなブレンド技法を多用して描いてます。
乾燥の早いアクリル絵具に、乾きを遅くするメディウム(遅乾剤)を多めに混ぜて、画面上で乾く前に絵具を重ね塗り混ぜ、グラデーションや中間色を作る方法(ブレンド技法)を多用してます。
透明水彩絵具の技法「塩」マティエール
「塩」を使ったマティエール(テクスチャー(画肌)の作り方です。
水彩絵具が乾く前に「塩」を振ると、塩に吸われた絵具が乾くと波紋のような、雪のような不思議なマティエール (テクスチャー(画肌)ができます。
水彩技法の”にじみ”や”ぼかし”と共によく使われる技法の一つです。
簡単に味わいのある背景や夜空ができるので、興味が出たら試してみてください。
「バネうさぎ」」
アクリル絵具メイクング「ワイピング技法」
アクリル絵具を使った、ワイピング技法(拭き取り技法)
下地のある画面にアクリル絵具を塗って、乾いた絵具を拭き取りながら絵を描いていく技法です。
描き足していくのではなく、消し取りながら形を出す方法なので、アナログならではの、味のあるマティエール(画肌)が表現できます。
1.イラストボードやパネルにモデリングペーストで強い下地を作ります。
筆目を付けて表面に凹凸がある方が、ワイピング技法では効果的です。
2.下地が乾いたら、アクリル絵具を水で溶き、薄めに塗り重ね暗めの画面を作ります。
3.表面が乾いたら、下絵を描いて、拭き取る場所(明るくする所)にたっぷりと水で濡らし布でゴシゴシこすり取ります。拭き取ることで明るい色(下地の白)を出します。
4.細部は濡らした綿棒など使って、ある程度拭き取ったら細部をまた絵具で描き足します。(これの繰り返し)
本来アクリル絵具は耐水性で乾くと取れにくいので、最初の練習としては、水彩絵具がお勧めです。
今回サンプルとして、絵本の絵のイメージでウサギキャラを描いてみました。
〇〇ラビットにちょっと寄ってしまった(笑)
パースの授業part1(基礎編) (音声解説)
オンデマンド授業用 & パースの授業で、自分の授業でも使用するために作った動画です。
Part1基礎編は、パースとはとか、アイレベル、消失点、一点透視図法の解説です。
パースの授業part3 (音声解説)
(透視図解説・デジタル作画パース定規)
オンデマンド授業用 & パースの授業用
Part3では、二点・三点透視図法の解説と画像サンプル、
デジタル作画で使う、Illustratorの遠近グリットとCLIP STUDIOのパース定規の簡単な解説です。
アクリル絵具メイキング3「SUITS」(男性座り)
”アナログ画材探究” アクリル絵具のメイキングです。
同じように、下地の色を大胆に塗ってから、ラフに描き進める作画方法です。
今回は、ベーシックな構図の座ったポーズ。
絵具を重ねて、マティエールの面白さを楽しんでもらえたらと思います。
パースの授業part2(実践編) (音声解説)
オンデマンド授業用 & パースの授業用
Part2実践編では、授業で実際行う、一点透視図法の解説と制作の動画です。
パースの授業part4 (音声解説)
(二点透視図解説・アナログ作画(線画)
二点透視図法でサンプル模型を参考にスケッチから
アイレベル、消失点を探して作画する過程の動画です。
アナログ画材「色鉛筆で描写」
「アナログ画材で一番手軽な色鉛筆で、日常生活の何気ないモノを見つけて描いてみましょう」的な課題のサンプルです。「色のあるデッサン」
しっかり観察して、濃淡を見分け、色を重ねて、写す。
色鉛筆には水性と油性がありますが、今回は濃度が濃いめの油性を使ってます、怖がらずに濃い色(暗部)がしっかり筆圧を強く塗り込めると、明暗の幅が広がってリアルに描けると思います。
色鉛筆 作画メイキング「極彩樹」
色鉛筆での作画記録です。
「惑星Nに自生するカラフル発光オーラを放つ”超生命体極彩樹木”」のイメージです。 119 × 84 cm(A0サイズ)と大きい縦サイズのため、作画の全体映像が撮りにくく、静止画像をつなげた動画です。 色鉛筆だけで主にハッチングで描いた制作過程(メイキング)です。
色画用紙&パステル (パステル色鉛筆)
百均で見つけた色画用紙とパステル+(持ってるパステル、パステル色鉛筆)などを使って、簡単スケッチ動画です。 「グラスに入ったチューリップ」(web上の画像を参照)
色画用紙の紙の色を、中間色や影色に残して、パステルの淡いトーンで柔らかな日差しのイメージ。 百均で売ってるアナログ画材でも充分楽しめるものがあるので、色々試しています。(授業サンプル動画)
アクリル作画「月夜城」(コンセプトアート)
[アナログ画材探究]アクリル絵具のメイキングです。 今回は背景・風景、コンセプトアート(世界観表現)をテーマにダークな世界観で廃墟的な"古城と月"をアクリル絵具の厚重ね塗りでざっくりと描いてます。
ドクロ扇子制作 (墨流し & シルクスクリーン)
「扇子展」に出品した扇子の制作過程の動画です。
ドクロ画像と墨流し(マーブリングの墨版)の技法を下地にダークで「でおどろおどろしい」イメージでいろいろ試し制作しました。
ドクロは撮影した画像をデジタル加工しデジタルスクリーン製版機ゴッコプロで版を作り刷って、その後アクリル絵具で墨流しの模様に混ざり合うような不気味な線描きをしてます
ト
ビーズ作画 動画「MossCanyon#2」
(Beads Painting)hW 110cm×H 57cm
1~4mmほどのビーズのみで作画し樹脂で定着しています。
"planet [苔の渓谷]"の後半部分「MossCanyon#2」制作動画